国泰寺 月釜茶会

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一昨日の日曜日、国泰寺の月釜茶会で使われる
お菓子を調製しました。

伊勢物語の「春日野の若紫のすり衣しのぶの乱れ限り知られず」から
菓銘は「すり衣」
ういろうを薄く伸して、模様を浮かび上がらせます。

歌の訳や解釈は色々ですので割愛しますが
「しのぶずり模様の狩衣」を図案化してほしい。。。とのお題。
現代に残っている「しのぶずり」とは違うだろう、という事で
席主の磯野宗和先生にご相談しながら、このような仕上げになりました。

当日のお客様にも喜んでいただけたそうで、安堵しました。


このお菓子用に色々工夫して、型紙を数枚彫ってみたのですが、
採用になったモノ以外にも、個人的に気に入ったデザインを起こす事ができました。
それらは今後、店頭にお出しするかもしれません。。。

今回に限らず、その時に不採用になっても
違うタイミングで使えば面白い図案や素材、型紙などが
一回一回、色々な工夫をする事で生まれます。


現代の職人が定番として使っている「古典的な図案」も
きっと昔の職人さん達が試行錯誤して産み出した
当時の「新しいデザイン」なんだろうなぁ。。。

なんて、しみじみ考えた週末でした。
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by pullnet33 | 2009-04-07 15:07 | お菓子
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